白銀の世界

私達のお遊戯が

静かに静かに

幕を閉じた




「ふふっ…泣いているの?」


『泣いてなんかいない』


「俺と一緒にいた一週間は楽しかったかい?」


『愚問だ』


泣きそうな声でそう答えた君は、とても小さくて


『なっ…幸村……!?』


いつの間にか俺は、君を抱き締めていた


「俺…やっぱりズルいや」


『何がだ…?』


「一週間だけ…って思っていたのに」


『゙想いは募っていくばかり゙って?』


「うん」


『奇遇だな…私もだ』


あまりにもサラリと言うものだから


「ふぅん…ってえぇ!?」


『なんだ、そんなに意外か?』 

「すごく」


『ふははっなんだそれ』


「でも…本当に?」


『あぁ…お前に会って…お前と過ごして…色々教えてもらって』


そう、淡々と話す君

先程とは違い懐かしむように言葉を綴っていく?


『そしたらいつの間にか私はお前以外考えられなくなっていた』


「ねぇ」


『なんだ』


「偽りじゃなくて、本当に俺と付き合わない?」


『ふっ…良かろう』


お遊戯に幕を閉じ


新たなる舞台へ


二人を包む


柔らかな光は


とても暖かくて……―


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