story

□願望
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例えば、仕事が終わってくたくたになって帰って来たとしよう


どんなに仕事が多くても晩飯の時間までには帰る。それが約束だし、早くアイツに会いたいから。


玄関を開けて家に入ると台所から賑やかな音

そこを覗いてみると、不器用なりに旦那のために頑張って料理を作る妻の姿。そんなところが可愛くて、いつまでも見ていたくなる


こちらの存在に気付いた妻は、振り返って申し訳なさそうに

ごめんね、まだ用意出来てないの…

と言う。可愛すぎる上目遣いで。


いいんだ。いつまでも待ってるから

自分は笑ってそう返す。


妻はにこっと笑うと料理の続きをするため台所と向き合った

そんなさり気ない仕草で、その細い体を後ろから抱きしめて今すぐにでも布団にダイブしたくなる。

あぁ、本当に可愛い人でござる



「万斉、それ誰との妄想だ?」


「え?」


「全部口に出てんだよばーか」


「まじでか」


「おう。返答によっちゃ斬る」


「ん〜これは拙者の未来…いや、近未来の風景でござるな。可愛い嫁さんを迎えて」


「へぇ、お前にも女なんていたんだなァ。良かったよかった」


「なぁ晋助」


「今度はなんだよ?」


「子供はやっぱり……2人でござろうか」


「お前なぁ〜そういうのは嫁さんと相談しろよ」


「だから晋助に聞いてるでござる」


「っ………斬る。」



END


オチ見えみえな上短くて駄文ですみません


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