04/28の日記

00:02
石土井…
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いつも、どこか遠くを見ている目がこちらを向く。それだけで体の底が燃えるようだった。


「やめろ、石川!」
いつだって、こいつは自分より高みに居て。自分には見えぬ景色を眺めているんだろう、その透き通った瞳が今憎悪に燃えてこちらを射抜いている。
酷く、興奮した。
「ッざ、けんな!何のつもりだ!」
「お前でもそんな焦ったような顔すんのな」
低く笑って、土井の喉に噛み付いた。すべらかな肌は容易く噛み千切れそうで、食欲にも似たそれを押さえるのに大層難儀した。
暴れる土井はあちこち引っかいてきたり、同様に噛み付いてきたりもしたが、それすら燻る情欲の火を煽るのだ。
ここまで手酷く抵抗するコイツが、いつしか悦楽に屈服し、屈辱に濡れた目で俺を求める様はさぞいい眺めだろう。
舌なめずりをしながらずいと顔を近づけてやれば、土井の瞳に一瞬だけ恐怖が過ぎった。
(嗚呼、嗚呼!!)
たまらない快感が脳髄を走り、欲望のまま土井の口を貪った。


……土井の上をいくS。石川。
石川はさ、相手がMだと反応しない気がする。相手がSで、そのSっぷりを突き崩すのが楽しいんだよ。っていうかSは皆そうだよね。相手の嫌がる顔が見たいのに、それで喜ばれたらなんか萎える。だったらM同士乳繰り合ってろ!とか思うんじゃないかなぁ。
あ、私はSじゃないのでわかりませんがっ

で、少し年数が経った石土井はこのやり取りを楽しむようになると思う。本気で抵抗してた土井も、笑い混じりに抵抗する振りみたいな、どこかお遊びみたいな雰囲気が漂ってくると思う。でも油断してたら頚動脈の上を噛まれて、「石川、今お前死んだぞ」とか言われるの。こええええ。
で、石川が徐々に調子扱きだして、「縛ってみたい」とか言い出すんだよえええ何この変態!でも土井ちゃんも満更じゃないんだよ。「あとで私もやらせてー」とか。
何、このアブノーマルカップル!お似合いすぎんだよ!馬鹿!

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