サイエンス・ワールド 短編集

□ーブラック・ホワイト・クリスマスー
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「・・・・これは・・・・、すごい値段ですねι」


「ケーキの値段とは思えないなι」

フィリとキルが汗をかきながら呟く


「に・・・、値段、見てなかったι」


言ってた本人までも汗をかいてる



「つー事で、このケーキじゃない別のケーキを買うんだな。ネリルちゃん。」

チラシを机にひらりと投げ置き


「俺は顔洗ってくるわ。その間にどんなの買うか貴様らで決めておくんだな。」

と言い残して洗面所へ向かっていった




「う〜にぃ〜。」

残念そうにチラシを見て唸るネリル


「さてと、さっさとどのケーキ買うか決めるとしようぜ。フィリ。」


「あ、はい


少し名残惜しそうな表情をするが、キルはケーキが載っているチラシを手に取って見る




「随分とイベントを楽しんでいますね〜。」


突然、椅子に座って机にコースターを置いて紅茶を飲んでいるシュールが声をかけてきた



「うっおΣ!?お、お前いたのかよ!?」


「に!?全然気付かなかったよ先生!?」

「それは当然ですよ。今さっきこちらに座ったのですから


「そうなんですか


『(全然足音聞こえなかった・・・)』


三人そろって心の中で思う


 
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