サイエンス・ワールド

□ー黒いコートー
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「…なんだろう………」
 
 
 
少女はゆっくり起きだし、外の黄色い満月を見ながら静かに声にだした。
 
 
 
 
 
「一瞬緑色に月が光ったような………」
 
 
 
 
疑問げにそう言いつつ、じっと空を見つめた
 
 
 
 
 
……少し心配になったが、また眠りにつく……
 
 
 
 
 
 
 
 
何かを感じながら……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…………朝日がのぼり始め、キルはようやく山ずみになっている地理学や現代世界地図やら地理関係の書物を放り投げた。
 
 
 
「アーーーもぉぉぉ!!!!なんで徹夜までしてこんな事しなくちゃなんねーんだよ!!!
…っつーかテメーも何優雅に茶でも飲んでくつろいでんだよ!!
俺に対する嫌がらせか!!?」
 
 
 
 
「おっと、これは失敬、もう私が調べる範囲は終わったんで先に休ませてもらいました。」
 
 
 
「だったら手伝えよ!」
 
 
 
「今手伝おうとしたらちょうどアナタに声をかけられたんですよ。
いやーまさかあんなタイミングよく怒鳴られるとはねぇ…。」
 
 
 
「…テメーわざとだろ?」
 
 
「ははははは(棒読み)」
 
 
「…うぜぇ………。」
 
 
 
 
 
 
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