テイルズ小説


□モフ族探検隊     「テイルズオブレジェンディア」
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    ジェイ
 
 
 
 
 
へー。これはいい企画ですねぇ…。
暇つぶしには持ってこいですね。
皆さんに伝えに行くとしましょう。
 
 
 
 
 
 〜モフ族探検隊〜
 
 
 













ーそれはある人物の一言から始まった
 






「皆さん、これからモフモフ族の所に行くのですが、皆さんも行きますか?」


ものすごくニコニコして話しかけてきたジェイ
 
ここはセネルの家。みんな今日はオフという事でシャーリーも集まってパンを食べに来たのだ
 
「え? 『モフモフ族』? 急にどうしたんだ?」


まず一番始めにセネルが質問した。
 


「いえ、最近はシャーリーさんの件以来、だいぶ落ち着いてきたので、皆さんにキュッポ達が遊びに来て欲しいと頼まれちゃいましてね。」
 

「え!?あのモフモフが!?行く行く!!面白そうじゃん!」

最初に食いついてきたのはノーマだった
 

「俺も別に構わないが、みんなは……」
 
「ワイは全然大丈夫じゃ!!」
 
「私も、みんなが行くのなら…」
 
「俺は今日は特に何もないからな。別にいい。」
 
「お姉さんもいいわよ〜」
 
「お兄ちゃんが行くなら私も行きます。」
 
「皆さん大丈夫そうですね。」
 
「そうみたいだな。 今から行くのか?」
 
「はい。そうしないと、日が暮れてしまいますからね。」
 
「日が暮れる……?」
 
「まぁ、行けば分かりますよ。では、早速行きましょうか。」
 
「あぁ。わかった」
 
みんな同意し、ダクトでモフモフ族まで行った
 
 
 
 









「とうちゃーく!!お?相変わらずモフモフしてるねぇ〜。」
 
「ノーマさんも、相変わらず無駄にテンション高いですね。」
 
「これがあたしのとりえなの!」
 
「では皆さん、僕の家でキュッポ達が待っているんで、そこに行きましょう」
 
みんなはジェイの後に付いて行く
 
「こ〜〜ら〜〜!あたしを置いてくなーー!」


ジタバタしながらも、走って行った
 
 
 
 
 
 
「皆さんお久しぶりだキュ!待ってたキュ!」
 
「あ、みんなちゃんと準備していたんだね。」
 
「………?なぁ、ジェイ。なんでキュッポ達三匹共洞窟に行く時の格好しているんだ?」

セネルが不思議に思う
 
「もちろん、今から洞窟に行くからですよ。」
《洞窟ぅぅぅぅーーーーー!?》
 
見事にみんなハモった
 
「え?って事は俺達もその洞窟とやらに行くのか?今から」
 
「はい。そうです。」
 
「ちょちょちょちょ、待ってよ!それじゃあ戻って来るまでには日が暮れちゃうよ?」


ノーマがジェイに慌てて言う
 
「それは心配ありません。洞窟と言っても、ここを離れるという訳では無いですから。」
 
「どういうことじゃ?」 



「実は、ここ、モフモフ族はご覧の通り、土の中を掘って今の様に家を建てたりして生活しています。なので、普段皆さんが見えない位置にあらかじめ穴を掘って、洞窟を探す習慣があるんですよ。」

 
「…という事は、ここのどこかにある洞窟に行く事なんだな?」

ウィルがジェイに問う
 
「えぇ。」
 
「しかし、今からと言っても、私達はちゃんと道具を揃えていないぞ?」

クロエが困った口調で言う 


「ここの道具屋で揃えればいいですよ」


なぜかずっとニコニコしているジェイに、みんなは怪しくなって、後ろを向き相談した
 

 
 
ノーマ〈ねぇ…、なんかジェージェーの奴怪しくない?気味悪い笑み浮かべてるし…(小声)〉
 
セネル〈なにか、裏がありそうだな…〉
 
クロエ〈確かに…〉
 
モーゼス〈行くんか?ウィの字。〉
 
ウィル〈…う〜む……〉
 
シャーリー〈やっぱり危険じゃないですか?〉
 
グリューネ〈どうなのかしらねぇ〜。〉
 
 
 
みんなが相談していると、キュッポが少し前にでた
 
「皆さん、一緒に行ってくれないんだキュ? せっかく楽しみにしてたのにキュ…」


ションボリするキュッポに、ジェイがかばうように言い加えた

 
「この企画は僕じゃなくて、キュッポとピッポとポッポが考えたんですよ」
 
「僕の提案ではありませんよ?」
 

「へ?そうなの?なーんだ!それならそうと早く言ってよー。余計な時間くったじゃーん。」

ノーマがパッと明るくなった
 
「皆さん一緒に洞窟に来てくれるんだキュ?」
 
「もっちろんよ!ねね!みんなもいいでしょう?」
 
「まぁ、危険な所じゃなければな…」

ウィルが代表して言う
 
「本当だキュ!?嬉しいキュ!それじゃあ、まず道具をそろえてまたこっちに来て欲しいキュ。」
 
「案内はその時にしますから。僕はここで待ってますよ」
 
「そうか。じゃぁみんな、道具屋に行こう」
 
 
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