テイルズオブジアビス
□ー怖がりと可愛い物好きー
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「………何してんだ…?」
「あ…ななな、何でもないから!!」
正気を取り戻し、立ち上がる
今度はアニスが聞いてみる
「…もしかしてティアってさぁ…、怖いんじゃ…」
「ば、バカな事言わないで!!」
ポルターガイストがティアに襲いかかる
「いやぁあぁ!!来ないでー!!」
“ゴスッッ!!”
杖で魔物を一撃で倒す
「ハァ…、ハァ……|||」
「あ、ティア。あそこに幽霊が♪」
ジェイドが後ろから天井を指差す
「きゃあぁあ〜!ゆ、ゆ、幽霊〜|||」
確認せず前を走るティア
「あ!おい!ι」
「待てティア!一人じゃ危な……」
ガイが言いかけるが、姿を見失った
「………なんなんだぁ?」
「どうやら怖がりの様ですね。」
「と、とにかく探さないと!?」
「もちろんです。」
「結構可愛いとこあるんだねー。ティアって。」
「あぁ〜もぉ〜。手間かけさせやがって。」
みんなティアが走った道を歩き出す
「ハァ……、ハァ………ー。……い、勢いで逃げちゃったけど…、みんなとはぐれちゃったわ…|||」
壁に手をおき、まわりを見るティア
「…………こ…、怖い…|||」
恐る恐る前に進む
「こ、これも怖がりを克服できるチャンスよね…………」
小さく震えた声のティア
「おばけなんていない…、おばけなんていない…、おばけなんて…………ー」
ブツブツ呟き、そのまま歩く