テイルズオブジアビス
□ー看病争奪戦ー
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「ルークでも風邪なんてひくんだねー♪」
アニス、ティア、ナタリア三人一緒に廊下を歩く
「それは彼だって人間だもの。風邪くらいひくと思うわ。」
ティアが複雑な表情で言う
「でもさぁー、ロニール雪山で起きた雪崩【寒い場所での過ごし方参照】で助かってるだけでも凄いよねー。」
「た、確かに…。普通ならば無傷なんて有り得ませんわよね…ι」
「でも、雪崩を起こした張本人もルークよ。自業自得。」
「う〜ん……、ティアってルークに対して厳しいよねー。」
「え?」
「そうですわ。何かルークに恨まれるような事をされましたの?」
「べ、別に何もされていないわ。」
「えー?じゃあ何?…もしかして……、ルークの事が……」
アニスがニヤニヤしてティアに言いかける
「なっ!…そ、そんなんじゃないわ!」
「そうやって慌てる所も怪しーい。」
「ティア。まさかアナタもルーク狙いですの?いけませんわ。ルークの夫はもう既にわたくしと決まっていますもの。」
ナタリアが睨む
「……だ、だからそんなんじゃないってば」
「おやお三方。何かもめあっているようですね。」
前から通りかかったジェイドがニコニコして話しかける
「あー。大佐〜☆大佐はルークとティアを見てどう思いますかー?」
アニスが元気よく話しを持ちかける
「そうですねー、今にも離婚寸前の夫婦みたいです♪」
「な!?///」
ティアが真っ赤になり、必死に反論する
「違います大佐//!私はそんな…!」
「ティア。正直に言って下さいませ。あなたはルークが好きなのか嫌いなのかハッキリ言わないとわかりませんわ。」
「別にどちらでもないわよ//。」
「んじゃあ、一体誰が好きなの?ガイ?それとも大佐?」
「えぇ?ιι」
「……まさか…アッシュだなんて言いませんわよね?」
ルークの時と違って更に睨みつけるナタリア
「そんな訳ないじゃない//!!」
「うっわ。ナタリアこわ…」
「そ、そうゆうアニスこそ…、い、イオン様が好きなんじゃないの?」
ティアが話しをそらす
「えぇ〜?わたしは只のフォンマスターガーディアンなだけだし、これっぽっちも……。好きになるならやっぱお金持ちの人がいいなー。」
「ですが、この前イオン様と買い物をするとき、手を繋いできてアニスは顔を一瞬真っ赤にしていましたわよ?」
「う…//ιあ、あれは暑かったから…!」
「あのですねぇ〜、三人共。恋愛話しに花を咲かすのは構いませんが、そろそろごはんを作らないといけませんよ?特に赤い髪の人のを。食事当番はティアでしたよね?」
「あ。す、すみませんιつい忘れてしまって……」
「ブーブー。もう少し話したい〜」
「行動にうつらないのならば、今度から恋愛は禁止にしますよ。」
《ええぇぇぇええ〜!?》
↑ティア、ナタリア、アニス
「……………!」
ハッとしてティアが自分の口を手で抑える
『………………』
一瞬ジェイドとナタリア、アニスはティアを真顔で見る
「あ。やっぱりルークが好きなんだ〜」
「ち、違うの//ι今のはみんなにつられて…!」
「隠しても無駄ですよ。ティア。」
ニヤニヤとティアに笑いかけるジェイド
「…………うぅ……っ…!ι」
言葉が詰まり、顔が赤くなっていくティア