サイエンス・ワールド 短編集
□ーシャンク・フロットの楽しい洋館建設ー
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シャンク・フロットの 楽しい洋館建設ー♪
シャンク
「ふぃー。つい最近までライブに行ってたけど建設中の洋館がそろそろ完成するんだよなー。楽しみー」
建設現場に行くと全然何も建てられてなくレンガがちょっと置かれてるだけの野原に一人の作業員(フィリ)がいるだけだ。
シャンク
《酷くこざっぱりしてるぅー!!》
「ちょっと大工さん?洋館出来てないけど?てか全然出来ておまんがな」
フィリ
「洋館ならまだまだ先ですよ?だってシャンクさんお金ケチって僕一人しか雇っていませんから」
シャンク
「いいじゃん別に」
フィリ
「良いですけど、後三十年はかかりますよ?多分」
シャンク
「えぇ〜!多分ってえぇー。もう出来てると思ってキル兄に招待状送っちゃったよー!?」
ーキル・フォリスの家ー
郵便配達人
「郵便でーす!」
キル
「うげー。アホのシャンクからだ。何なんだ一体!?」
シャンクからの手紙
[アホのキルへ
洋館が出来ましたー。
ざまみろー。
お土産を持ってこーい。いいお土産を持ってこーい♪
PS.お風呂上がりに耳掃除をすると、湿っている]
キル
「殺す……。洋館か。行かないとシャンク怒るだろうなぁ。行ってちょっと見てすぐ帰るか。二秒くらいで」
シャンク
「すぐ小屋でもなんでもいいから作れい」
フィリ
「え?小屋でいいんですか?」
シャンク
「いいから明日までに作れおまっー!」
ー翌日ー
キル
「シャンクに会うの久しぶりだな。あ、いっけね。お土産忘れてた。ま、その辺の草でいいよな。後小石も少々…」
道を歩き、地面に生えてた草と石を小さい袋に詰めるキル。
‘ブチッ!’‘ガサガサ’
キル
「地図だとこの辺だよな?」
…ゴォーン……
野原に小さいボロ小屋があるのに気づき目の前で立ち止まる。
キル
「変な建物が見えるけどアレじゃないよな?なんか変な字かかれてるけど」
小屋にヨウカン(食べ物)とかかれているのを見て汗をかく。
キル
「俺はこれを洋館だと認めないぞ。ここにシャンクが居れば認めるけど…」
シャンク
「イエェ〜…〜♪」
キル
《いーたー…。何か歌ってるしギターの位置低ぅっ!》
小屋の近くに置かれてる丸太に座り足膝にぶら下げて変な歌を歌ってるシャンク。