サイエンス・ワールド 短編集
□ー変わった彼ー
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ー……うぅ〜ん。
なんだか頭が嫌にボーっとするな…
キルがシュールの家のソファーで眠っている状態から目を覚まし、頭に手を置きながら上体だけ起こす。
「……ア゙ァ゙ァ゙ー…。声がすれでや゙がる゙…」
↑寝起き最悪
う〜んとまわりを見ると、この部屋にはキルしか居なく、机の上に何か小さな小瓶が置かれているのに気づく。
「…ん?なんだありゃ」
ソファーからおり、小瓶を手にとって見るが何も書かれておらず
「…シュールは出かけたのか?もしかして忘れもんか……」
机に小瓶を置き、まだ朝早いので静かな部屋である。
「……この頃戦闘続きだったからみんな疲れちまってんだな…」
フゥっと一息つくと、また頭がグラリと不思議な感覚で揺らぐ。
「う…お…!」
頭をおさえ
「………う〜ん…。やっぱボーっとするな…。ちょっと顔洗ってまた寝るとするかな」
フラフラしながら洗面所の方へ歩いて行く事になった。
ー変わった彼ー