サイエンス・ワールド 短編集

□ーブラック・ホワイト・クリスマスー
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「まぁ、大体の話しは一通り聞いていたのですが・・・」


「おい、聞いてたってなんだよ。盗み聞きかよシュール。」

「はい。盗み聞きです。」

「普通に応えるな!?ι」


自分で聞いといて否定させるような事を言うキルに、全く気にしないような素振りを見せるシュール


「お三方は今日と明日、どんなケーキを購入するか決めている最中なんですよね?」


「はいですけど、皆さん意見がなかなかまとまらなくて・・・ι」


「成程。つまりキルとネリル嬢が話しをややこしくしているのですね?」


『ちげーよ!!
 違うよ先生!ι』



‘ガチャリ’

フィリが説明すると、今度はエラが洗面所から出て来た


「あれ?皆してどうしたんだ?何かの策を練っているのか?」


「あ!エラ姫ちゃんおっはよー♪」

「おはようございますエラ嬢


シュールとネリルがエラに挨拶してキルとフィリも続けて挨拶をする

「はよ。」

「エラさんおはようございます実は、今日と明日の為に、どんなケーキを買おうか皆さんで決めようかと思っていたんです。」


「ケーキ?何故今日と明日なんだ?」

首を傾げてフィリを見る


「それはですね?キルとネリル嬢が急にケーキが食べたいとダダをこね始めたからですよ。」


『違うわ
 違うよぅΣ!?』


二人揃ってハモリ、シュールの発言を否定する



「えιどっちなんだ?」


「ちょ、話しがややこしくなりますえ、えーっと、今日はクリスマスイヴで、明日は本格的な行事であるクリスマスなので、皆さんと何か食べる為にケーキを買おうという事になっているんですエラさん。」


「へー。じゃあ、現段階で誰がこの事知っているんだ?」


 
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