テイルズ小説


□モフ族探検隊     「テイルズオブレジェンディア」
3ページ/8ページ

 



「それにしても…、ジェイは一体なにを考えているんだ?」

クロエが食材の入った袋を持ち、呟く
 

「そうだよねー。なんか、あたしらにただ報告するだけとは思えない笑顔だったよねー」
 
「だな…。でも、俺達が同意したんだから、洞窟に行ってみないと分からないだろ。」

セネルがまともに言う
 
「それもそうじゃの。」 


「あ、でもでも…、危険なめに合う所なら、絶対行きたくないよね。」
 
「それはそうだ。洞窟といえば、やはり魔物がいるだろうな…」

ウィルも多少心配する
 


「あらぁ〜。お姉さんはどこでも行くわよぉ〜。」
 
「いや、グー姉さん…。どこでもは危ないって。」
 
「よし!もうこのくらいでいいだろう…。ジェイの家に戻るぞ。」


ウィルの号令で、ぞろぞろと家に向かった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 …その頃のジェイ
 
 
 
 
 
 
 
「ジェイ。準備が出来たキュ☆」
 
「ライトもちゃんと着くキュ♪」
 
「後は皆さんが来るのを待つだけキュ★」
 
キュッポとポッポ、ピッポはそれぞれジェイに報告する
 
「ご苦労様。皆さんはもうすぐ来ると思いますよ。」
 
「本当キュ?」
 
「えぇ…。フフ…。楽しみだね。」
 
「楽しみだキュ♪」
 
ジェイの目が、わずかに怪しく光った
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「お?あっちに立ってるのはジェイじゃないか?」
 
「本当だ!おーい!ジェージェー!」
 
 
「あ、皆さんお帰りなさい。早かったですね。」
 
「あぁ。大して買い揃える物がなかったからな。」

ウィルが答える
 
「それはなによりです。あ、それよりも、もう準備が整ったんで、洞窟に行きましょうか。」
 
「洞窟って…、キュッポ達も一緒に行かないのか?」
 
「いえ、先に洞窟に行ったんですよ。皆さんが買い物に行ってる間、準備をする為に。」
 
「準備とは?」

クロエが聞く
 
「ま、行けば分かりますよ」
 
とりあえず、セネル達はジェイの後を着いていった
 
 
 
 
 
 
 
「さぁ、着きましたよ。」
 
「へぇー。ここに洞窟が隠されてたんだー。意外。」
 
「別に隠してるつもりは無いんですけどね。」
 
「ほぉー。結構広いんじゃな。」
 
「はい。一応は」
 
「よし。入ってみるか。」みんなが洞窟に入ろうとすると、ジェイが止め
「あ、皆さん。待って下さい」
 
みんなは【?】(はてなマーク)を浮かべる
 
「え?入らないの?」
 
「もちろん入りますが、そのまま入りません。ちょっとこっち来て下さい。」
 
「なんじゃぁ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「これに乗って中に入るんです。」
 
たどり着いたのは、洞窟のすぐ横の後ろに、巨大なドリルが前に装備された、戦車のような乗り物がある所だった
 




「わあ。なにこれ!スッゴいじゃん!」
 
「お…、大きい…」
 
「でかいのおー」
 
「スゴイわねぇ〜」
 
「ジェイ。これは?」セネルが指さす
 
「これは『洞窟探検キュピポ4号』です。ほら、前に潜水艦に乗った時あるでしょう?アレを解体して、使える部品だけをコレに取り付けたんですよ。」
 
「あぁ…、いわばパワーアップしたって事か。」

 
「え?え?って事は、コレに乗って中に入るの!?」

ノーマが目をキラキラさせてジェイに言う
 
「はい♪」
 
「くぅ〜!やっぱ洞窟と言えばどでかい乗り物!でかいお宝よねぇ〜!たまんないねコレ♪」
「おい、さりげなく本音がでてるぞ。」
 
「さ、皆さん、中に入りましょう。」
 
「よーし!!入ろー!!」
ノーマが先に中へ入る
 
「元気だな…」
 
 
 
 
 
 
 
 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ