連載パラレル@
□俺は…〜覚悟〜
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「暇だなぁ……」
本当は朝早くから彼を抱きたかったんだけど…
僕がここまで我慢するなんて珍しい事なんだよ?
「もうそろそろ…かな…?」
コップに注いだ紅茶を飲み干してジッとドアを見つめる
すると、それを見計らったかのようにドアから弱々しく音が鳴った
コンコン……
「入って良いよ?」
………
暫く無音が続く。
ここまで来ておいてまだ迷っているのかな?
「入っておいでよ、佐野君」
「っ……ロベルト…」
遠慮がちに開かれた扉の向こうには確かに佐野君
だが、普段と違うのはもはや着る意味の無いくらいにはだけた浴衣と発情した顔……
時々喉の奥から漏れる声に合わせるように動く腰も、僕の中心を熱くするには不十分なかった。
「ろべ……っ」
「……何してほしいの?」
まずは壊れ具合いを拝見。
本能を中途半端に制御された生物は、理性を殺して剥きだしになる
「もっ…とぉ…もっと、気持ちエエのん…したい…っ!!」
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