連載パラレル@
□俺は…〜覚悟〜
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「悪ぃけど止めても無駄だから。銀さんイライラ止まんねーし」
アイツらが俺をイライラさせたくてやってる訳じゃねーんだろうけど
高杉に手を出した事には確実に頭にキてるんだ…何かしらのおとしまえは付けさせる
「……嫌アル」
「嫌って言われて止める子じゃねーの、俺。」
「止めてヨ!!銀ちゃん…行っちゃったらきっと戻ってこない…そんなの絶対嫌アル!!」
そう言うと神楽は俺の腕を力いっぱい握り締めて泣き崩れた
コイツの力じゃ振り払う事も出来ねぇから困ったモンだな…もしかしてソレを見込んでの事?
「神楽、手ェ痛いんですけど」
「力弱めたら銀ちゃんが行っちゃうネ…」
「……新八ィ」
「何なら一週間ぐらいグッスリ出来るような薬、作りましょうか?」
めちゃくちゃ爽やかな笑顔で言われたモンだから従うしか道が無い…
はっきりとウザいって言っちゃえば良いんだけどな〜…そんなウザい仲間でも、離れるのを惜しくも感じる訳で
「あぁ〜もう、解りました。いれば良いんでしょうが…いれば」
もう少しこの名残りに浸るのも良い気がしてきた
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