連載パラレル@
□俺は…〜憂色〜
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「ようこそ。ココが君の部屋で…君のあるべき場所だよ」
笑顔で迎えられた部屋は…マンションの一室と何ら変わらんくらいの部屋やった
拷問器具とか鎖とかが置いてあるんか思てたんに、ご丁寧にキッチンや風呂場まで設置されとる
「……ホンマにココなんか?」
「牢屋にでも入れられるとでも思ってたの?」
「うん。縛り付けられるんか思うた…」
俺の答えによほど驚いたんか、ロベルトは両目を見開いたままポカンとする
そんな表情見るのなんか初めてで…コイツでもちゃんと人間の血が通ってんねんなァ。ってしみじみ思った
「…そない驚かんでもエエやん」
「……ぷっははは!!君っ…面白い事を言うんだね…」
「オモロイん?ホンマやったら洒落ならへんやんか…」
自分から言うといて何やけど、ホンマにそんな部屋に入れられたら三日で精神イカれるわ
でも、よう考えたら便所にもいかれへんしな…
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