連載パラレル@
□俺は…〜脆弱〜
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「おかえり。随分と遅かったじゃない…何してたの?」
「……っ」
遅くなった理由を言いたくなかったんか、口を開いた後にグッと喉に詰まらせる
銀と何かあったんやろうか…
「……まぁいいや。今からで良いから教えてあげてくれない?」
「言われねェでも…」
いちいち指図すんな。と自分の失態を棚に上げて睨みつけ、俺の方を向くとポツリポツリと話し始めた
「お前が返しきれてねェ額は、確か3千万だったよなァ?」
「……せやけど…」
「で、毎月30万で許してやってるにも関わらず…滞納した」
「やから、繰り越ししてもらえるよう頼みに来てんやんか」
もう体売る事に気兼ねを感じる事も無くなったんやし
前以上に頑張ったら、60万になっても何とか払える
「繰り越しなんざきくかよ。」
「……」
「繰り越しした場合は、返す誠意無しとみて…利息を増やす。」
「っな!?」
借りる際に契約した利息の額を増やすやと…!?
そないな事が許される訳無いやんか!!
「…だが……一つ、利息をチャラに出来る事がある」
「……なんやねん」
「残りの返額分、俺とコイツに抱かれる事だ。」
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