連載パラレル@

□俺は…〜寂寞〜
5ページ/11ページ



「……ちょっと…お前ら外に出てろ。」


銀時がそう言うと、複雑な表情を浮かべながら部屋を後にする二人


「んだよ!!逃げてんのはオメーじゃねーか!!さっきは逃げがどうとか言ってたくせによォ!!」


何でその力で壊さねーんだよ!!

壊せよ!!全部壊しちまえよ!!!


「結局怖じ気づいてんだろォが!!どいつもこいつも!!」


こんな世界いらねェ!!

壊れろ!壊れろ!!


「っ……高杉!!」

「ぁっ…!?」


一面が銀に染まった瞬間、備え付けのベットに体が沈んだ

ガタンッと言う音を響かせてイスが地面へと離される


「っ…離せよ…!!」

「……」

「離せっつってんだろ!!」


いくら叫んでも銀時の反応が無い…ジッと見据えたまま、何の動きも見せねぇままでいやがる

どうにかしよう。と掴まれた腕に力を入れていると、だんだんその瞳が大きくなってる事に気付いた


「っや……ンッ!!」


抵抗しようと目を瞑ると、自分の唇に…相手のソレが重なる感触が鮮明に浮き彫りにされた


体が勝手に震える

嫌だ…恐い……っ!!


アイツと同じ事…サレル!!



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ