連載パラレル@
□俺は…〜寂寞〜
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「……ちょっと…お前ら外に出てろ。」
銀時がそう言うと、複雑な表情を浮かべながら部屋を後にする二人
「んだよ!!逃げてんのはオメーじゃねーか!!さっきは逃げがどうとか言ってたくせによォ!!」
何でその力で壊さねーんだよ!!
壊せよ!!全部壊しちまえよ!!!
「結局怖じ気づいてんだろォが!!どいつもこいつも!!」
こんな世界いらねェ!!
壊れろ!壊れろ!!
「っ……高杉!!」
「ぁっ…!?」
一面が銀に染まった瞬間、備え付けのベットに体が沈んだ
ガタンッと言う音を響かせてイスが地面へと離される
「っ…離せよ…!!」
「……」
「離せっつってんだろ!!」
いくら叫んでも銀時の反応が無い…ジッと見据えたまま、何の動きも見せねぇままでいやがる
どうにかしよう。と掴まれた腕に力を入れていると、だんだんその瞳が大きくなってる事に気付いた
「っや……ンッ!!」
抵抗しようと目を瞑ると、自分の唇に…相手のソレが重なる感触が鮮明に浮き彫りにされた
体が勝手に震える
嫌だ…恐い……っ!!
アイツと同じ事…サレル!!
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