連載パラレル①
□俺は…～追跡～
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「ちょっとォ！！！」
「うわっ！？はっ、はい！！」
「さっきからブツブツ言いまくってマジむかつくんだけど！！」
「あっ…ごめんなさい……」
「ネクラが人間と同じ仕事が出来る訳ねぇっつーの！シね！！」
「っそんな…！！」
言うだけ言うと商品を受け取らずに帰ってしまった…
それと入れ替えに、険しい顔をした店長が僕の前に立つ
「君…やる気無いの？」
「すいません……」
「悪いけどね、やる気の無い子を置ける程楽な訳じゃないんだ…すまないね」
またクビになっちゃった……
クビになった日は夜空さえも目障りだな
「……佐野君も…こんな気持ちなのかな？」
多分、僕なんかの何百倍も辛いんだろう…けど
人間以下と見なされて暴言を受け、バイト先には見放されて……それでも堪えて歩かなければならない
「バイトの宛があるだけ、僕は幸せモノなんだろうか……」
―僕は一人で生きていきます！！―
生きてくには場数が足りなかった。
子供のように、世界の綺麗な部分だけに憧れを抱いて…
汚い部分に揉まれる事を視野に入れていなかった。
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