連載パラレル@
□俺は…〜信頼〜
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前にもあった。
まだそんなに経験が無かった頃。…親父が生きてた…頃
腹減ってんだろ?って言いながら弁当を渡した男がおった
めちゃくちゃ嬉しかった。
何や救われたような気がして、何の心配もせずに食った
そしたらいきなり体が熱ぅなって……朦朧とした意識の中、必死に欲望を吐き出してた
最後に言うた男の言葉と表情。
今でも、胸糞悪いくらい鮮明に思い出せる
「同意でヤったんだから金はいらねーよなァ?」
めちゃくちゃ嬉しかったのに
嬉しかったのに
その気持ちもアッサリ踏み潰されてしもうた
もう…あんな思いしたない!
「……媚薬なんてモノ入ってませんよ?」
「どうやろな…俺はそないな事で油断する程、場数踏んどらん訳やないで?」
ハッと吐き捨てるように笑えば、金髪の奴は悲しそうに俯いた
こんな世の中、何がホンマで何が嘘なんか解らへん
ホンマに嫌な世界やわ……
「一晩世話になったし、ちゃんと礼はする。そないな小細工せんでもタダでヤらしたるで?」
相手にその気がなくても、下着降ろして足広げたら揺らぐのが男や。
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