連載パラレル①
□俺は…～出会い～
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「んっん…ふ…っ」
何でやろ……
何でコイツやなくて、俺が借金背負いながら生きなあかんねやろ
何でコイツやなくて、俺が男に足開いてまで金貯めなあかんねやろ
「っ…そろそろ…出すぜ」
「いっやや…中出し…嫌やぁっ……」
俺が必死に哀願するのを満足気に見下ろすと、ざまあみろ。とばかりに欲望を吐き出された
「やぁあああぁっっ！！！」
最後まで"許して下さい"は言わんかったけど、順番交代に犯されて…計六回は中出しされた。
「次襲われた時にはもっと可愛く泣けよォ？」
グッタリした俺の前に一万だけを置いて早々に去ってまう
置いてかれる事なんか無くなった思うたんに…また置いてけぼりにされたわ
風で宙を舞った一万円札を力無く見送り、俺は静かに涙を流し続けた
こんなん、いつもの事や。
何や…こんな事に慣れてしもた俺って、言うてまえばカナリの淫乱やんか
「人間は１５回越したら慣れてまうっちゅーのも、あながち嘘やないんかもな……」
一人呟いた言葉はあまりにも虚しくて、それでも否定は出来なくて……
ひたすら虚無感が
己の心を締め付ける。
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