。* 遙かなる時空の中で *。

□雨
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学校からの帰宅路を一人、冷えきって動くのもままならない足を一歩ずつ踏み出して歩く。







『詩紋くん……』







ふと紡ぎだした小さな呟きは白い息となり宵闇に切なく消えていく。





もう何ヶ月たっただろう?あなたが先輩たちと共に消えてしまってから……。






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