NOVEL
□＊もしもし?
2ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
「………まじかよ………電話番号まで知ってんのかよ……」
一言言ってやろうと思い携帯を手に取る
「おいてめ『もしもし もしもし お元気ですか?ちゃんとメール見てくださいよ心配しましたよ もしもし もしもしお元気ですか?』
……………何なんだコイツは…
『もしもし もしもしヒジカタトウシロウさん?』
自分の名前をカタコトだったが言われてはっとする
『もしもし もしもし お元気ですか?』
最後にそう言われるとピッと音を立てて声が聞こえなくなりそのあとはツーツーと言う音だけが残っていた
それから一週間
手紙、メール、着信の数は日に日に増えそして一昨日からはあとをつけられているみたいだ
ばっと振り向き誰だと叫んでも誰もいない
今まで以上のストレスで胃に穴があきそうだ……
だがまだいいと思えるのは…