NOVEL

□*携帯電話
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日曜
暇で暇でどうしようもなくTVを見ながらゴロゴロしていたら携帯にヅラから電話がきた
「おい、ヅラァ…なんの用だよ…」
『ヅラじゃない!!桂だ!!』
相変わらずそこはきちんとなおすのかよと心の中でつっこむ
『高杉、昨日俺とエリザベスと銀時と坂本でお前の家に行ったろ?』
「あん?それがどうした。」
『忘れ物をしたんだが…』
「あん?…ったく…めんどくせぇーなぁ…なにを忘れたんだ?」
『エリザベス』
「はぁっ!!!!!?????」
『…の形した携帯だ。』
「どんな携帯だよ!!ったく…心当たりは?」
『ない』
「…………洗面所とかで使ったりしてねぇのかよ?」
『いや……雑誌の間とかは?』
「んー…ねぇぞ。……ってヅラァ…もしかして雑誌のあいだにある俺の日記見てねーだろうな…」
これは見られてしまっていたらかなりやばい
というかはずい
なぜなら日記には土方への愛を書き記していたからだ
『ヅラじゃない、桂だ。それになんのことだ?』
「…みてねぇならいい 他にありそうな場所は?」
『…くつ箱の裏とかは?』
「あぁん?なんでそんなとこにはいるんだよ」
『俺の携帯は薄いからな』
「んなこときいてねー」
と言いながら靴箱の裏に手を突っ込んで携帯があるか探ってみる
「あー…ないっぽいぞっていってぇぇぇぇぇっ!!!???」
『そうか…で、どうした?』
「っつ!!手が抜けねぇぇぇ!!!」
ぐいぐいと手を引っ張り出そうとするがまったく抜ける気配がしない
『そうか…あ、』
「あん?なんだよ」
『今携帯使ってたわ(笑』
「てんめぇぇぇ!!(笑じゃねーよ!!いっぺん死ねぇぇっ!!あ゛?」
『…どうした?』
「てめぇ…俺んちに靴忘れていったぞ」
『あ、ホントだ。届けてくれ。』
「ホントだってお前どうやって帰ったんだよ…それに……手が抜けねぇっていってんだろうがぁぁ!!」
『困ったな…そうだ。土方に助けてもらって届けてくれ。』
「なんでっ!!そこで土方が出て来るんだよ!!ってかこんなかっこ悪いとこ見せられねーよ」
『大丈夫だいつも貴様はかっこ悪い それにお前が毎日毎日日記に書くほど土方が好きなら俺や銀時が助けに行くより土方が助けにきたほうがお前的にうれしいだろう どうだ 俺は恋のキューピットだぞ 感謝しろ』
「………やっぱりてめぇ俺の日記見たんじゃねーかぁぁぁぁぁ!!!(怒」


このあと結局ヅラが土方をよび
「おまえ……アホだな」
という言葉をつぶやきながら高杉を助けた
そして次の日 桂は高杉によってミイラ男とかしていた
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