DRRR
□「背中合わせの君」
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光と闇
陰と陽
裏と表
2つで一つ
互いに、同じ方は見ず。
相容れ無い、存在。
だけど、
だからこそ、
オレ達は知って居る。
互いが、どうゆう存在か。
いがみ合い、
相容れず、
けれど、一番身近に在る、存在。
だからこそ、
その時、
その呼吸は、
家族より、友人より、
…恋人より、
近しいと自称する赤の他人より
ずっと、ずっと、
同じ気持ちを共有する。
互いの動きが、
視線を合わせなくとも、
声を掛けなくとも、
手に取る様に解る。
生きて来た道も
見て来た世界も
考え方も、善悪すら
何一つ、同じでは無いのに…