愛想学園

□天宮 美咲
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「なら、奴をデレモードにしろ優雅」
「いや、待て、流石のクールでニヒルでナイスガイな俺にも無理があるって!ここは歴代のジゴロ主人公に任せるべきだって!今で言えば土○くんとかちょい昔で言えば幼なじみを打ち落とせるぐらいのステータスのと○メモの主人公とかに任せるべきだって!」

「いや、お前ならやれるって、今流行の妹に好かれてるお前ならいけるはずだ」

「なら、遥か昔、古よりの風習とおきてと化した幼なじみを掌握した聖の方がいけるって!」
「馬鹿!ツンデレは最近流行したんだ。守備範囲外だ!」

「聖になら遊撃手になれるって!俺には12人の可愛い妹ならいけるがあれは無理だって」

「あんたたち、あたしを馬鹿にしてんの?」

「いやいや」

二人がハモる。

「やべぇよ!完璧ツンだよ!愛情の裏返しとかそう言うレベルじゃないぜ!」
「おい、優雅!お得意の下ネタ攻撃はどうした?」

「いや、俺だっていちよ相手を選ぶって、殺人鬼相手にベッドを叩いてみろ!それこそベッドの上血まみれだぜ!」
「あたしは殺人鬼ね?倉木ちょい体育館裏に来てくれる」

「いや、待て!誰も委員長の事とは言ってないからな!」
「なら、あの場合は誰のことをさしていたのかしら?」
「最近流行のヤンデレちゃんだよ。スクー○デイズのお二人みたいな子のことだ。断じて委員長ではないから!委員長みたいな可憐で清楚で善を統べるイメージカラーレッドみたいな人が殺人鬼なんてないない。」

「イメージカラーレッドってどういう意味?まさか」

「違う!血の色ではなく空回りで正義心をたぎらせまくる馬鹿迷惑な戦隊モノの赤の事で・・・」「うん。倉木、体育館裏にこい!」

「素直に体育館裏に行ってこい優雅」

「見捨てるのか!やべーって、髪がおったてるって!メデューサみたいだって!」
「なら、スーパーサイ○人とでも思えば怖くないだろ」
「待て!更に怖いって!」
パキッ!
美咲の方を向いた二人の目に入ってきたものは、
つぶれてる。缶コーヒーがつぶれてる。

「さて、倉木とついでに神崎もきなさい!」

「いや、俺は今から絵穂の相手をしてやらないといけないからな、行きたいが行けないから、残念だ」

「大丈夫!すぐすむから、その後病院に行かなければね」

やばいなという顔の二人を烈火のごとく燃えたぎる眼が見つめる。
「優雅、例の作戦を実行しろ」
「いや、まずいだろ、多分それで怒っているんだろ」
「いや、お前が奴をしおらしく可憐な少女に育成すれば問題ない訳だ。」「いや、無理だって、ツンデレだぜ!ツンデレ!ツン状態はまさに修羅だぜ!」
「お前良くその先に幸福があるとかなんとか熱弁してるだろ」

「馬鹿!それは可愛い美少女の場合だって、女版ケンシ○ウみたいな奴には興味ないわけ」

バキッ!

優雅は宙を舞った。

べちゃっと

「優雅は頭部が機能停止」
「いや、メダルは飛び出さないぜ!」

血を頭から吹き出しながら立ち上がる優雅

「うむ、あれが血もしたたるいい男か」

「ほめるな、ほめるな!今のパンチは効いたぜ」「蹴りだったぞ優雅、本当は大丈夫じゃないだろ」
「そうだった。白と青のシマシマは俺好みだったぜ!委員長!」

ボカ

右ストレートが優雅の顔面にめり込んだ。

「死んだな」

「クラスの平和を守るのも大変よ。今のでスッキリしたし神崎は見逃してあげるわ」

「それは助かるな。てか、最初から俺は巻き込まれただけだが」

「あんたも、途中からからかってたでしょ!」
「ふっふふふ、」
「お、生きていたのか?優雅」

「ゴキブリなみね」

「当たり前だ!俺は昔両さんと呼ばれたことがあるほどの生命力の持ち主だぜ」

「なら、眉げでもつなげてあげようか?」
「天宮、油性マジックならあるぞ」

「おい!俺の美眉をM型なんかにしようとするな!しかも、さりげに油性だし、落ちにくいだろ」
「で、殴られ足りないわけ?」
「優雅はこうみえて、まんまMなんだ。イジメられるのが生きがいなんだ」
「変態とは思ってたけどそこまでとはね」

「馬鹿!俺はあくまで両方いけるだけであり、両方好きなだけで、ちょい、引くな!そこ2人ひくな!」

「神崎あの塩持ってないかしら」
「あいにく持ち合わせてないな。学食からもらってくるか」
「お願いね。教室とあれにまいとくから」
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