愛想学園
□天宮 美咲
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いや、一つ俺にはなっとく出来ないことがある。それは、自分のクラスの委員長が三つ編みじゃないことと!さらには文学少女じゃないことだ!
クラス委員長と言えばメガネに三つ編みに緑色と決まっているんだ!
「ああ、優雅悪いな。突っ込んでおく、お前それは○○○だろ!」
現国の授業が終了し、まさに購買レースが廊下で起こっているなかでの神崎 聖と倉木 優雅の教室での会話
「いや、聖!全部伏せ字はナイスだ!たぶん当てはまる人材はごまんといるぞ!」
優雅は嬉しそうに聖の背中を叩く
「痛いからやめろ!てか、お前突っ込めよ」
「ん?何を?」
「いや、普通俺のモノローグに突っ込んでくるな!みたいなのがベターじゃないか?」
優雅は聖のその一言を受け腕を組みしばし考えこむ
「う〜ん、まぁ、俺に取ってはお前が俺の心を読める事よりウチのクラス委員長が三つ編みと緑色じゃないことの方が重要だ!」
「いや、そんなに熱弁されてもな〜」
「聖!兎に角だ!やっぱり委員長はこの三大神器が必要だと思うんだ」
顔を思いっきり聖に近づける優雅を聖は思いっきり顔面に足で返した。
「いや、痛いから」
「悪いなジョークは通じないんだ。ついでに俺はどうでもいいよ」
聖は嘆息しすでに呆れモードに突入している。
「ふふふ、良いことを思いついたぞ!聖!」
「くだらない事の間違いじゃないのか?」
いやいや、いけるこれはいけるぞ!よっし!実行に移すべくここは聖を仲間にいれて
「悪いが俺は暇じゃないからな」
「いや、いい計画だって、作戦名はクラス委員長育成計画だ!」
「パソゲーでパクリと」
「いや、オリジナルティーあふれる作りだ!」
「ふむ、ここで委員長の名前があがつく名字だと完璧にソフ論に引っかかるぞ」
「大丈夫だ!たとえ綾○レ○と言うフルネームでも伏せ字とおなじみのピー音で誤魔化すからな」
「いや、駄目だろそれは、」
2人の激しいトークは噂の人物にも届いていた。
「へぇ〜、面白い話してるじゃん。あんたたち」
鬼の形相と三つ編み出来るぐらいのロングヘアーと緑じゃない青いブルーヘアー!いや、校則に引っかかるし青髪なんて普通いない?いや、いるから仕方ないだろ!そしてメガネ!
そんなクラス委員長の天宮 美咲が仁王立ちで立っていた。
ちなみに説明と解説は倉木 優雅でお送りしました。スポンサーは神崎 聖くんでした。
「いや、勝手にスポンサーにするなよな!」
「いや、いちよここは標的が2人いたほうがはぐらかしやすいだろ」
「はぐらかすって、何をはぐらかすのかしら?」
いや〜、なかなかのツリ目でツンデレこなせそうな感じで〜!
「いや、あのその〜」
「私の何かに文句があるとかないとか!」
ハァ〜とため息をつく聖をするどく睨む美咲
「・・・俺は関係ないぞ!」
「あれ?スポンサーさんは親元でしょ?子の面倒しっかりみないとね〜!こうやって、抗議され裁判されて勝訴されるのよ!」
「負けるの確実か?・・・おい優雅!」
「なんだ?聖?」
「確かお前さっき、奴はツンデレだと言ったな?」
「あぁ、最近流行のツンデレだぞあれは」