銀魂

□大事な
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    土方十四郎











お前が傷つく姿は見たくないわかるだろ?
俺はお前が大事なんだからそれくらいわかるだろ?…俺がお前を大事に思ってるからって傷つくことをやめない。
そんな立場にあるのは俺だって知ってるお前の居場所だって知ってるだけど傷ついてほしくなんてないんだ。
見たく…ないん…だ……














「真選組副長土方十四郎殉職」












「………………」

「日頃の行いが悪く睡眠不足でフラついて切られ…」

「………………」

「おっちんじまった」

「………………」

「ハァ最悪俺のせいにされんじゃねーかコノヤロ!!」

「さっきからうっせんだよ!!ギャアギャアわめくな!!寝れねーじゃねえか!!叩っきんぞ!!」

布団に横になっていた土方十四郎は自分の横で胡座(あぐら)をかいている坂田銀時に怒鳴りつけた。

「ギャアギャアわめいてねえんですけどただの独り言なんですけど!!なに盗みぎきしてるんですかコノヤロー!!」

「おまっあんなでけえ独り言なんてあるか!!きかれても文句いえねえでかさだったろ!?違うのか!?それとも俺が悪いのか!?っと縁起でもねーこといってんじゃねえよ!!」

売り言葉に買い言葉いつもの会話のやりとりをする2人だけど…

「お前が悪い」

「……………」

永遠と続く会話が途切れる。負けじと!!と土方はくいさがることはしないのに今回は冷たい声で「悪い」という銀時から顔をそらし黙り込む。

「お前が悪い…俺をこんなに心配させるお前が全部悪いんだよ…わかってっか?」

土方は顔そらしてはいるが銀時がどんな顔をしているかわかっているだからなにも言わない。
自分には弁解なんて言葉言うなんてことはできないから土方にとっても銀時は大事で大事だけどそれ以上に大事なモノがあってその為にはなんだってする。
銀時が心配しようが怒ろうが…悲しがろうが。

「黙りか?黙ればそれですむのかよ」

銀時はハァとため息をつき土方に嫌みをくれてやる

「毎回毎回ため息つかせやがってテメーのせいで幸せ逃げちまうじゃねえか」

「……………」

銀時から嫌みを頂いても無言を通す土方





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