作品その2

□平日の誕生日(ニオブン)
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木曜日

「微妙…」
「じゃの」

例えば、月曜ならば始まりで、かったるく思いながらもクラスメイトに会えるのが楽しみだったりする。
水曜ならば中日で、あと半分で今週が終わる、と思える。
金曜は華!週末何しようなんて、考えたりする。
けれど、木曜日…

「お前、何でこんな日に生まれたんだよ」
「や、生まれたんが木曜だったかどうかは分からんぜよ」
「…あ、それもそうか」

ぼやいてみても今年の12月4日が木曜日なのは変わらない
仁王の部屋で二人
ベッドに転がってカレンダーを眺めながら
久々にのんびりとした時間を過ごす


 
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