お題小説

□言葉にできないほどの(跡リョ)
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「軽いな」
「何、いきなり」
「いや、別に」

膝の上に横抱きにされた
ぐっと抱き締められた腕の強さは
なんだかとても心地良い

「甘えたいの?」
「…体勢だけ見ると、逆だろ」
「まぁね」

首に腕を回し髪を撫でる
きっちりと整えられているのだろうそれを乱せるのは自分だけ
なんて気分の良い
許されてる特別感

「ねぇ、」
「何だ?」
「……ん、何でもない」
言葉なんていらない
この心地良さと愛おしさは
言葉にはならないから

ゆっくりと触れるだけのキスを



end

 
 

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