歌詞

。゜★日吉若★゜。




広い校舎の廊下は
どこまでも続いてるように見える


校門から 吸い込まれるように入り
そこから吐き出されるように出て行く

殆どは知らない他人



今 この手を離せば
貴女は他人が溢れる中に紛れて消えてしまうのは
わかってるつもりだった




ふと 思い出したのは古びた公衆トイレの落書き


『これ以上この場所に留まってはいけない』


何の意味などもたない言葉の筈なのに
俺の心に警告しているようで



貴女はきっと涙を浮かべて
『自分勝手』
と責めるだろう


それでも 貴女は頷いてくれる



なぁ 俺は貴女と居る間

上手に笑えてたか？
感情をちゃんと出せてたか？


どんな時も貴女の望む俺で
強い姿で貴女の前にいたかった


結局
いくら努力しようとしても 素っ気なくしか出来なくて
知らないうちに沢山傷つけてたよな




もし 取り戻せたのなら
貴女との 他愛ない話に柔らかく相槌を打つ
そんな穏やかな午後を過ごしてみたい



貴女を見かける度に
狭い出口から発しようと殺到する言葉

なのに
どれも発しようとした瞬間に消え
もどかしくも立ち往生してしまう
やるせのない日々



まだ 誰に背中を押されても
動けないが

何度も問われる言葉


『何が大切だ？』


それを
探しているところだ

Porno Graffitti…EXIT