078 シャングリラ後日談

□触発
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お読みいただきありがとうございます。

お話ができたきっかけは、大北の結婚の話を聞いて、自分の結婚を強く意識する達樹を考えたことです。大北の結婚式はもうずいぶん前から構想があったんですが、最初に考えた内容とだいぶ変わっちゃった。最初は、大北が達樹に結婚の報告の電話をして、達樹がうらやましがって、大北が「結婚を軽く考えるな。女の人は大変なんだぞ」と達樹を説教するくだりとか考えてたんですけど。

このお話の1年半後に、「エメラルド」で達樹が菜々にプロポーズします。「触発」は書きながら、本当時系列を考えるのが大変でした。後で矛盾が出てくるかもしんないくらい。とにかく頭悩ませました。

最初から最後まで達樹視点のお話は「羨望」以来か。「羨望」も菜々サイドがあるから、純粋な達樹視点は初めて? あ、いや「想いを形に」があったな。なぜか書きながらずーっとふわふわしてました。達樹視点は書いててふわふわする。

『シャングリラ』メンバー、書いてて楽しいです。高崎さんは、イメージとしては唐沢寿明とか柳葉敏郎とかの愛されおじさんって感じです。マリナは誰だろう…元タカラジェンヌなんだけど浮かばない。でももっと浮かばないのは大北。森野は吉高由里子ちゃんとか、清水富美加ちゃん(あえて前の芸名)みたいな感じかなあ…。

そしてまた出てくるとは思わなかった日高湊。チャラい。笑 湊は達樹の友達っていうよりは仕事仲間っていう立ち位置で考えてます。達樹の友達って書いたことないなあ。書きたいなあ。

それにしても。達樹が「菜々ちゃん、俺のこと好き?」って尋ねるシーンはもう、自分でも意味わかんないくらい彼に感情移入しちゃってやばかったです。胸がぎゅーってなってました(ほんまにやばい) そのあとの菜々の「なんで? なんでそんなこと訊くの?」って台詞にもぎゅーってなってました。

2020年6月27日(土)

やっぱり時間軸に矛盾点見つけたので修正。はあ…。

2020年8月29日(土)
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