お題小説B
□067 砂の一粒
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067 砂の一粒
構わないわ。
所詮、必要とされない命。
誰からも愛されない命。
あなたが生きるために私の命が邪魔なら、
私は生きるわけにはいかない。
こんな命でも、捨てることであなたの役に立てるなら。
喜んでこの身を海に投げます。
構わないわ。
あなたに愛されないなら、
この命に、意味なんて無いのだから。
END
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