☆ハリポタ NOVEL☆

□【音と唄と風と・・・】
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その瞳が、僕を通して他のモノを見ていることに僕は気づいていた。

おそらくは・・・父さん。

僕と瓜二つだったっていう父さん。学生時代の写真を見た事がないから分かんないんだけど・・・。
皆が口を揃えて言うんだ。この顔は生き写しだって。・・・緑の瞳以外は。

父さんと、先生との間に何があったかなんて知らないけれど僕は二人は憎み合ってなんかいなかったと思うんだ。
だって、僕を見るときの彼の瞳は時々とても・・・揺らめいていて悲しそうだから。

ねぇ、何があなたにそんな瞳をさせるの?
僕では、あなたを救うことはできないの?

そんなジレンマの気持ちにいつも襲われていた。
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