☆ハリポタ NOVEL☆

□【夢の中で逢いましょう・・・】
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「うわぁっ!!!」

時計が真夜中の3時を示した頃、僕はベッドからいきよいよく飛び起きた。
呼吸は荒く、体に纏わりつく汗で濡れたパジャマが不快感を呼ぶ。

暗闇の中でじっと目を凝らし、そのがいつものホグワーツの一室で何も異変がないことを確認するとほっと一息ついた。


ここ数週間、僕はひどい睡眠不足に陥っていた。
原因は・・・・夢見の悪さ。
いつもいつも、同じ夢を繰り返し見続ける。
大抵の人は、何だ夢ぐらい・・・と馬鹿にして笑うことかも知れないけれど、僕にとってはそんな笑って吹き飛ばせるような問題じゃなかった。

汗で額に張り付いた髪の毛を掻きあげる。
その下に刻まれている、稲妻型の傷跡にそっと触れた。
先程まで見ていた夢には、この傷をつけた人物が登場していた。
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