☆ハリポタ NOVEL☆
□【Cat? or Rabbit? 後編】
1ページ/14ページ
「さて、今日は皆が待ち望んだイベントの日じゃ。
大いに楽しむがよい。
ではここで、ルール説明じゃ。
今日ここに集まってあるものは、参加用紙に記入したものだけじゃな?記入してないものは、残念じゃが参加することはできん。
次に、競技についてじゃ。スタートの合図と共に、鬼であるハリーがホグワーツ内に隠れる。皆の出発は15分後じゃ。今から4時間後、日没がタイムアウトじゃ。それまでにハリーを見つけられなければ、ハリーの勝ち。ハリーを見つけたものは、ハリーが持っているリボンを解けば競技がそこで終了する。
しかし、これではハリーはあまりにも不利じゃ。
そこでハリーには魔法を使うことを許可する。皆の魔法は禁止じゃ。使い次第、即失格とみなす。
では、そろそろお待ちかねのようじゃから競技をはじめようかのぉ」
名前を呼ばれ、皆の視線が集中するなか、職員席の前へと足を運ぶ。
目の前には、笑顔のダンブルドア。その手に中には、一つのきれいな飴玉が乗っていた。
「さて、例のアンケートの結果じゃが。今から早速、ハリーがそれを皆に伝えてくれる。
この飴をハリーが食べ、動物もどきに変身してから15分後に皆がスタートじゃ。
さぁ、ハリー食べるがよい」
見た目はとても美味しそうな飴玉。
しかし、これはおそらくフレッドとジョージが作ったものだろう・・・。
チラリと、生徒席の中から彼らを探す。
・・・二人は簡単に見つかった。
なぜなら、誰よりも真剣かつ熱い眼差しで僕を見つめていたのだから・・・。
その眼差しに決意を決め、いきよいよく飴玉を口に放り込む。
途端に口に広がったのは、甘酸っぱい苺の味。
美味しい・・・なんて優雅に思っていたら・・・。