レシート裏の文字
見られることもなく捨てられるはずだったレシートの裏に
口に出すこともなく忘れるはずだった言葉。
◆Ｋちゃん
死ぬこともがんばらないとできない
けど、同じがんばるなら
死んで誰かの寂しさや悲しみになりつづけるより
生きて誰かの喜びや安らぎになりつづけるように
生きることをがんばろうや
そう 言えばよかった
そんなこと もうとっくに
わかってたかもしれないけど
言えばよかった
2013/03/13(Wed) 18:35
◆光と闇
わたしは濃い人間が好きです。
わたしが言う濃い人間っていうのは、光と闇が濃い人間ということ。
濃い人間は魅力的です。光が濃いから、光を発してるときは、その人がいるというだけで周りの人も明るくなり、楽しい気持ちになる。だから、自然と人が集まってくる。
だけど、濃い人は、その光と同じくらい濃い闇も持ってる。
その闇は、あまりにも暗いから、周りの人も暗くなり、つらい気持ちになる。だから、自然と人が離れていく。
わたしは、そういう人に魅力を感じずにはいられない。
光が強いぶん、闇も強い。
闇から光を見たとき、どんなに天に上る気持ちだろう。
闇を知っているからこそ、光の有り難みがわかる。
たくさんの人に好かれる人ほど、闇は濃い。
それは、本当にその人と深く付き合って愛さないとわからない。
2013/02/05(Tue) 10:41
◆飼い猫と野良犬
まるでふたりは飼い猫と野良犬
自由が好きな飼い猫は
気が向くままに飛び回り
愛想がいいから可愛がられ
刺激と冒険求めてる
自由な世界の野良犬は
独りで生きていくもんだ
愛想ないから避けられて
それでいいんだと胸をはる
だけどほんとはふたりとも
寂しがりやで泣き虫で
誰かのそばで眠りたい
正反対なふたりの夢は
誰かと一緒に生きてたい
だからふたりは素直になって
ふたりのお家を建てました
自由を外で味わったあと
ふたりが一緒に眠る場所
寂しがりやで泣き虫な
ふたりが甘え合える場所
ふたりが一緒に生きる場所
2012/12/27(Thu) 17:09
◆芸術家もどき
芸術家もどきが余りにも多過ぎる
自分を開ききってない
もっと陰欝だったり
もっと汚らしかったり
もっと生々しかったりする
それなのに
この世に出る絵は
あまりにもキレイすぎる
キレイだけど
美しくない
そういうものが見たいわけじゃない
芸術家はその人そのもの
生々しい人こそが芸術家だ
2012/12/19(Wed) 14:03
◆描きたい
強烈に描きたい
描きたいという衝動は濁りなき当然の欲求
何が描きたいというわけではない
描きたい
ただ それだけだ
これは…です
とか
これは…をイメージして
とか
まったくもってくだらない
それを見た人間は
ふむふむ
なるほど
いいですね
なんて わかったように言う
そんなんじゃない
その程度なら趣味でいい
魂がこもってるものは
見ればすぐにわかる
あら いいわね
程度のものばかり
大人に染まってない子供が
思い切り描く絵が本当に素晴らしい
わたしも子供になって描く
これは何？
なんて聞くもんじゃない
もし、どうしても何か名前をつけるなら
デタラメ
と答えましょう
あとは何に見えるか
どう感じるかは
見る人が決めたらいい
2012/12/19(Wed) 14:00
◆星
生活の何かが変わるわけじゃない
だけど
もうカズさんからメールが入ってくることはない
もうカズさんと笑いながらお酒呑むことはない
もうカズさんと熱く語り合うことはない
もうカズさんとフェイスブックでコメントし合うことはない
もうカズさんとハグしたり握手することはない
もうカズさんと星を見上げて話すことはない
わたしが今から生きてく道にぽっかり空いた穴
それは誰にも埋められないし
埋めるつもりもない
知り合って短かったけど
コバと眠り猫に呑みに行って
山本先生宅で音響とミリタリーにはしゃいで
入浜でビール呑みながら星を眺めて
夜光虫の美しさに感動して
ジェットコースター並のクネクネ道を
カズさんの軽トラで走って
宮島へお忍びデートして
美味しい穴子丼ご馳走になって
ラブラージと一休庵でゆっくり呑んで
帰り道、夜空を見上げながら、もうすぐ消える星を教えてもらった
チケット完売のナムロックに、スタッフに紛れて入れてもらって
スモークの売り子させてもらった
彼氏あらためて紹介してねって
そう言ってもらったから
お通夜に彼氏と一緒に行った
カズさん、彼氏ですよ
ショック受けないでね
白髪にうっすら紫色が残ってた
パーティーのために、ジックで色をつけたってメール来てた
マジックで髪染めちゃだめじゃねって
メール来てた
今にも目を覚ましそう
冗談よ 泉ちゃん!
カズは死にませんから!
ってメールが今にも来そう
まだまだ話したいこといっぱいあったのに
わたしの才能認めてくれて
これからが楽しみって
言ってくれてたのに
成長するわたしを見届けてくれるんじゃなかったの？
こうしてフェイスブックでカズさんのこと書くのは
カズさんは照れるでしょうか？
喜んでくれるでしょうか？
泉!コラ!恥ずかしいわ!
て、怒ってよ、カズさん
これから長いお付き合いをしてくださいって
思ってたから言えばよかった
でも、そうですね
これをバネにして
わたしはこれからも
書いて描いて創っていくから
カズさん 見守っててね
たくさんのいろんな人にとっての
特別な存在であるカズさんは
わたしにとっても特別な存在です
それは わたしとカズさんだけの無二の関係
多くの人がきっと
そう思ってると思う
星になったんですか？
星に詳しかったカズさん
オリオンの星が消えてしまう代わりに
カズさんが新しい星になったんですね
カズさんありがとう
これからもよろしくお願いします
2012/12/06(Thu) 09:22
◆祈りの先
出会ったのは皮肉にも
友達のお通夜だった
肉親を亡くしたばかりなのに
あの人は取り乱さないように一生懸命
笑顔で周りに気を遣ってた
友達繋がりで
身辺整理や納骨の連絡を手伝って
それがすべて終わって
二人でゆっくり呑んだ
気丈に振る舞いながらも
時折 涙をこらえて
寂しそうな顔をするあの人に
笑顔で励ますしか出来なかった
複雑な家庭環境に生まれても
そのせいにせずに
目標も夢もしっかり持って
人生を楽しもうとしてるあの人が
どうか幸せになりますように
どうか心が楽になりますように
毎日毎日 心の中で祈った
わたしがあの人にしてあげられることと言えば
笑いながら一緒に呑むことか
それくらいしか出来ないと思った
毎日毎日 祈って祈って
気がつけば 好きになってた
酔っ払うと会いたくなって
でも あの人が大変な時に
こんなのは浅はかだって
何回も我慢した
我慢して我慢して
我慢したけど我慢できなくなった
酔っ払ってその勢いで
突然あの人に会いに行った
あの人は言ってくれた
わたしの存在が支えになってた
ずっと一緒におってほしい
友達の死は
無駄じゃない
少なくとも
出会わせてくれたから
二人でいるといつも笑ってばかり
昔から知り合いだったみたいに
あうんがぴったりの夫婦漫才
酒の呑み方や
好きなものまでおんなじ
前世は家族だったのかもね
そう言い合えるくらい不思議な相性
この先なにがあっても
二人だったら
踏ん張って 最後は笑って
乗り越えられる自信がある
夢は二人で世界旅行
あの人となら
野宿でも虫食べてでも全然平気
わたしが持ってないあの人の男気と
あの人が持ってないわたしの女気があれば
空も飛べそうな気さえする
祈って祈って祈った先には
大きく広い空があった
なんつて♪
照れますね（笑）
読んでくれてありがとうございます◎
2012/11/28(Wed) 11:10
◆no title
強い人間なんていない
強くなろうとする人間か
弱いまま諦める人間かのどっちか
強くなろうとしてる人間はかっこいい
全力で応援したくなる
わたし今、
本気で恋してます♪
2012/11/27(Tue) 16:48
◆片思い
噂話も陰口も
言うくらいなら言われたい
言う側は気づいてないでしょう
言われる側が常に主役で
言う側の自分が脇役だということを
それはある意味片思い
どんなに噂話や陰口言っても
相手が気づいていなければ
それは切ない片思い
片思いされた側がいつも
輝いて見える事実は
言わなくてもわかるでしょう
だからわたしは言われたい
主役か脇役どちらになるか
迷わずわたしは主役になるわ
だから噂話してちょうだい
だから陰口してちょうだい
わたしを主役にしてちょうだい
わたしに片思いしてちょうだい
2012/10/25(Thu) 12:50
◆アングラ
アングラアングラアングラ…
アングラが好き
アングラって言葉が好き
寺山修司
鈴木いづみ
宇野亜喜良
横尾忠則
オノヨーコ
草間弥生
…
有名になっちゃったけど
昔はみんなアングラ
路上で
ベットの上で
何処かの汚ない地下の酒場で…
アングラの匂いがする
危ない匂いがする
頭がクラクラする
古びた部屋
天井の隙間から見える
充血した眼球
真っ赤な唇からなだれる
紫色の液体
廃墟に浮かび上がる
真っ白な踊る裸体
アングラアングラアングラ…
アンアンして
グラグラする
わたしが好きな世界
わたしが好きな言葉
※酒もガンジャもクスリもやってません
2012/10/25(Thu) 12:49
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