私生活〜つれづれ日記自薦集〜

□旅
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07/04の日記


16:34
キッチン
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吉本ばななの『キッチン』て読んだ事ある
主人公みかげが、たった一人の肉親の祖母を亡くして、生前祖母と縁があった青年とその母親(正しくは父親。おカマなのです)と一緒に暮らすという話。
みかげは台所が大好きで、台所に布団を敷いて寝るくらい。

その『キッチン』を東京でリアルに体験したんよ〜

今回、6泊のうち3泊、友人Mワちゃんと彼の家にお邪魔したんじゃけど、二人が寝る寝室で一緒に寝るのは図々しいと思い、キッチンで寝させて欲しいと頼み込んだんよ。
キッチンといっても、越してきてまだ日も浅いし、彼氏がとてもキレイ好きなので、床に食べカスなどひとつも落ちてない、素晴らしく清潔なキッチンだったんよ
そこで寝起きして、ラブラブな同棲生活の邪魔をしたわけさ


まぁ…夜はねぇ…
なんじゃけぇねぇ…


Mワちゃんの彼氏はプロのカメラマンで、ギャル雑誌の表紙を撮ったりしてる活躍中のテキパキしたイケメンおっとりマイペースなMワちゃんの言動に突っ込んだり、ケンカもいっぱいするみたいだけど、すごい仲のいい二人だったよ
そんな二人と一緒にご飯食べたり、渋谷を散歩したり、ビデオを観たりして、柔らかい時間を過ごせました。

3泊だったけど、あっという間のような、ずっと長くいたような気持ちで、寝起きをしたあのキッチンが懐かしさ通り越して愛しいくらい。
壁も冷蔵庫も真っ白だから、電気を消してもなんだか明るくて、ずっと月あかりが入ってるような透き通った碧いキッチンだったよ。

吉本ばななの『キッチン』にも書いてあったけど、冷蔵庫のブーンっていう音がやけに心地よくて、一人で寝とるのに少しも寂しくなかったなぁ。
時々寝室から二人の話し声が聞こえてきて、耳を澄ましてみたり(笑)
ほんとに居心地のいい場所だった
最後の夜、感謝の気持ちを込めて、私のお得意料理、ゴーヤチャンプルとタコライスを作って3人で食べた
大盛りなうえに、塩辛かったのにも関わらず、二人ともおいしいおいしいと言って全部たいらげてくれたんよ
Mワちゃん、Sギタさん、それからキッチン、ほんとうにお世話になりました

ここで短歌


「方言がいいよ」と言われ
うれしくて
じゃけぇ じゃけぇ
じゃけぇ連発
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