私生活〜つれづれ日記自薦集〜

□ART・映画・音楽・本
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09/14の日記


10:45
本と映画
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本と映画ってなんかすごいものだと思う。
なにも予定のない日に、本読んだり、映画を観るだけで、その一日はすごい充実したような気がする。
本(物語)や映画には、別の世界があって、知らない人がたくさん出てくるからだろうか…
私は好きになった本や映画は何度も何度も観る。
その中にある世界が好きで、そこに出てくる人達に何度でも会いたくなるから。
登場人物と自分と境遇やその時の精神状態が似てる場合は、自分と重ねたりして、その本や映画は私にとって手放せないものになる。
いま、私にとって一番手放せないのは、よしもとばななの『なんくるない』という本。
これは沖縄を舞台にした話が4話入ってて、大好きなよしもとばななが大好きな沖縄を書いてる本ってので、本屋で発見した時は鳥肌が立って、即買いだった
よしもとばななの本は高校時代からの愛読本で、その独特な詩的な表現は、情景を鮮明にみせてくれる。私の文体はかなりよしもとばななの影響があると思う。
たまに詩的すぎて、「かゆいなぁ、有り得ないだろう…」とかも思うけど、それもまたばななの個性なんだろうなぁと思う。
この『なんくるない』という本は、親子愛、出会い、恋愛、エ口スがそれぞれ書かれてて、なんてことない物語なんだけど、読むと沖縄の事を思い出すし、主人公の感じた事がやたら自分と重なったりして、キリキリ胸が痛む。
早く文庫本がでないかと心待ちにしてる。単行本は持ち歩くには少し大きいし重いから。
人との待ち合わせの時とか、電車の中で、そういう時間が出来るたびに読みたい本。
けど読み過ぎも現実逃避になってやばいかも。
あと、映画は『ダンサーインザダーク』。この映画、一時期話題になったので、観た人も多いと思うけど、かなり賛否両論が激しい映画だと思う。
歌姫ビョーク演じる目の悪い女性が、その病が遺伝してる自分の息子の目の手術を、どんな事があっても実現させようとする母親の愛の話。
ハッピーエンドのかけらもない終わり方なんだけど、悲しさじゃなくて感動の涙が流れる。
とてつもなく悲劇な話なのに、それよりも不器用で深い母親の愛情が印象に残ったのは私だけ
この映画は何度も観たくない映画。
実際に私は2回しか観てない。なのにずっと残ってる。『ツタヤでなんかビデオ借りよう』のノリで観れない映画だと思う。
んじゃあどういう時に観るのかっていうのもわからない…。
けど、この映画は好き。好きそれとも違う気がする…
まぁともかく本と映画はすごい
観るだけで勇気づけられたり、もしかしたら生き方も変えさせられるかも。
秋だし、本と映画をいっぱい観ようまたなんかいいのあったら報告します
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