◆幻novel◆
□願望+α
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「新しい協力攻撃を考えてみたんだ!!」
晴れやかに現れた人物を見て、ルックはあからさまに不機嫌な表情をした。
「ここにアンタの居場所は無いよ。帰ったら」
ティルはそんな冷たい物言いにもめげず、石版の前に立つ少年の側まできた。
「何を言うんだよ…ルックの隣に立って良いのは僕だけだ。ルックが居る場所イコール僕の居場所だって知ってるだろう?」
「微塵も知らなかったよ」
馬鹿らしくなり無視する事に決め、ルックは持っていた本を開いた。
「ダブルリーダー攻撃ってあるだろ?新旧のリーダーで。他にも僕が参加できる協力攻撃があっても良いんじゃないかと思って」
ティルは取り出した紙をバサッと広げた。
何やらビッシリと字が書かれている。
「まずは…」
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