Treasure novel
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「いい天気だな」
言葉を発したのは神田だった。
この日は任務明けで一日中休み。
神田もラビも、暇を埋めるように
中庭に来たところであった。
別に示し合わせたわけでもないのに、すでにベンチに座っている赤毛。
こっちに気付けばにこやかに手を振ってきた。
「ユウちゃーんv奇遇さねぇ
俺も今いい天気だって思ってたとこさ」
一昨日までずっと雨だったのにね
ラビはそう言って空を見上げた。
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