黒子のバスケ
□恋の方程式とか(笑)
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「やっほー。勉強捗ってるー?」
『え、和成君。なんで私の部屋にいるの?』
「そりゃ勉強教えに来たに決まってるでしょ。」
『頼んでないし……まぁ、いいや。邪魔しないでね。』
「つれないなーwww」
今日も今日とて、ドライな彼女。
俺の一つ年下で、今年は受験生。
「あ、高校どこにするの?」
『うーん…。偏差値的には秀徳が一番ベストなんだけど、誠凛は新設校だから校舎綺麗だしなぁ…。あ、でも桐皇は制服好みだし…。』
「狽ヲっそんなに迷ってるの!?」
実は、俺の好きな子でもある彼女。
できれば同じ秀徳に入ってもらってあわよくばバスケ部のマネとか……
ぜひやって欲しい。
「秀徳。やっぱこれ一択っしょ。」
『だから、校舎古いからさ。』
「でもほら、結構部活あるし!先生皆フレンドリーだし!」
『そりゃ、和成君がフレンドリーなだけでしょ?』
うっ。
なんてドライ……。
そりゃ、進路選択は大事だけど、
後々重要になってくるけど、
でも、さぁ……
やっぱ、なんか……こう、もっと……
ああもうわかんねー!!!
『なんで、そんなに秀徳行けって言うの?』
「そりゃ好きだし……。」
『何を?』
「何を!?って、え…。」
とんでもないことを口走ってしまった。
ちょおおおおおおおっとまって。
今俺なんて言った?
『そんなに学校好きなんだね。いっそ学校に住んじゃいなよ。』
「あ、あはは。そ、そうだぜ!超学校好きすぎてさー!!」
バレてないバレてない!
「あ、ここの方程式計算ミスしてるぜ?」
『あ、ほんとだ。』
大丈夫。バレてない。
俺が、彼女を秀徳に入れたがってる理由なんてな!
恋の方程式とか(笑)
『(バレバレだってのに…。)』