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□君のことが知りたくて
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『あ、つし、くん?』
細い、なぁ。
そう思って名前ちんに抱きつく。
『っ…痛い、よ。』
名前ちんの涙は甘い。
前、舐めた時、おいしかった。
『っぅ……。』
あ。
涙がじんわりとあふれている。
舐めとると、名前ちんは顔を真っ赤にさせていた。
可愛いなぁ。
そう思う。けど、
もし、この表情を、他の人に見せてたら?
「…ムカツク。」
『え…?』
あ、そういえばさぁ、名前ちん。
涙が甘いなら、
名前ちんの血は、どんな味がするの?
君を知りたい。自分だけが知っている君を。
だから、君を傷つける。
苦痛に顔をゆがめている君すらも、
愛おしく、狂おしく感じる。
全部、全部、
独り占めしたい。