頂き物

□誓いのキスを‥。
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初めて先輩と会ったのはテレビ局の廊下ですれ違ったときだった、その時はなんてきれいな人なんだろうと思ったくらいだったが見かけたそのあとマスターコースで再会した時は嬉しさと驚きでまともにカミュ先輩のお顔を見れなかった。


今となっては思わず思い出し笑いするほど過去になりつつある、なぜかといえば俺とカミュ先輩は‥その付き合っている。


マスターコースの最後の日に思い切って告白すると先輩も俺を好きだと言って貰えて俺は思わず泣いた、泣き出す俺を優しく抱き締め唇に口付けを落とすとお互いに笑いあうとそのまま先輩の家に帰った。


今日も先輩の家に行き持ってきた茶葉でお茶を入れる。



「カミュ先輩、どうぞ」


「うむ、‥良い香りだな。やはりお前は入れるのが上手いな」


「そっそんなことありません、俺などまだまだです」


「そんなに謙遜するな、真斗の入れるお茶が俺は好きだぞ」


「っ!!」


入れてきたお茶を相手の前に置くと隣に座り自分の分のお茶を飲みながら話していると突然カミュ先輩は俺の入れるお茶が好きと言われて動揺し顔を逸らした。


砂糖が一杯入ったお茶を飲みながら顔を逸らした俺を見つめるカミュ先輩の視線に顔が真っ赤になりますます顔を上げられなくなった俺は目を閉じた。


コトっと音がしたので顔をゆっくり上げると先輩と目が合う。


「いつまで恥ずかしがっているのだ、真斗」


「恥ずかしいです‥」


「そうか、ならばもっと恥ずかしいことをするぞ。‥良いな」


「!、おっおかわりはどうですか?」


「いまは良い、それより‥」


目が合うと真っ赤だった顔は更に赤く染まり視線を逸らしながらおかわりはどうかと問う俺を先輩は抱き締め、耳元に一つ口付けを落とし次に頬に口付けを落とすと抱き締めたまま先輩は囁く。


「‥一度しか言わぬから良く聞け。−真斗、貴様のことが好きだ‥これからも傍にいろ!」


「っ!。−俺もカミュさんのこと好きです‥、もう貴方なしでは生きていけません。‥ですからこれからもずっと傍にいます」


「そうか‥、ならばこれは誓いのキスだ‥」


あの時以来の告白に俺は涙を零しながら抱き締め返し俺も好きですと返すと先輩は唇に口付けを落としこれは誓いのキスともう一度口付けを落としてくれた‥。


今までーいや今まで以上に幸せだと思う一日となったーー。



誓いのキスを‥。・終わり。


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満月様から頂きました相互リンク記念第二段です。

二作品も書いていただいて本当に嬉しく思います!
いつもいつもありがとうございます。

これからも是非よろしくお願い致します。

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