ウチとボク
□1話
1ページ/1ページ
大学1年の夏
オトンのお好み焼き屋を手伝ってたら
ひょっこり現れた、あいつ。
「こんにちは〜」
「おぉ!あっくんやないか!久しぶりやなあ〜」
「あっくんやん!まあ〜男前に磨きがかかったねぇ!ホラ、名前!あっくん!」
「オッチャン、オバチャン、お久しぶりです〜」
「オッチャン、豚玉できる?」
「豚玉な、よっしゃ」
久しぶりに見た、あっちゃん。
あっちゃんの座るカウンターに水の入ったグラスを置くと
「名前チャン、久しぶり」
「うん、ひさしぶり」
声聞くのも、久しぶりや。
私とあっちゃんは幼馴染。
近所に住んでて、小さい頃からよく遊んだ。
私とあっちゃんは
昔
付き合うてた。