(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)

□ラッパ練習中
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高3の俺は夏休みに入って、受験生の俺は毎日が勉強づくし。




けど、楽しみが一つあるんだ。





「ミノヤ、あなた今日も?」


「母さん。うん。そうだよ。あそこの方が何だか勉強しやすくて。」


「あらそう…。今日も頑張ってね。」





教科書を持っていそいそと、母さんに見送られて外に出る。



___超暑ちぃな…。




大通りに出て、目的地に向かう。
熱い太陽から避難して…、今日も近くのファミレス通い。




「いらっしゃいませっ。」




目の前に現れたのは、世界一可愛いウエイトレス。
彼女との出会いは、夏休み入りたてにさかのぼる。その日は兄さんの友達が家に遊びに来てうるさくって勉強どころじゃなくって、仕方なくこのファミレスに来たんだ。




今と同じように『いらっしゃいませ。』と、華やかな笑顔で迎えてくれた彼女に一目で恋に落ちた俺は、この初恋を実らせる為、柄にもなく恋愛の本を買ってしまった。




「こちらの席へどうぞ。」

「ありがとうございます…。」



彼女は、いつも決まった席に案内してくれる。俺のことを覚えててくれているのか?と自惚れてしまいそうだ。



『夏の恋は実らない。』とこの間買った恋愛の本に書いてあったけど、俺の想いは奇跡を呼ぶに違いない。



「ご注文がお決まりになりましたらそちらのボタンを押してお呼びください。」



にっこり笑う俺の天使。
今日こそ彼女に声をかけたい…。



「はぁ…。今日も無理かも…。」



俺は一つ、ため息をついた。







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