(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)
□隣にいるだけで。
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「おっかわいこちゃん発見〜!!」
「な、何ですかっ、やめてくださいっ…。」
…ったく。
ちょっと目を離しただけで変な虫が集ってるんだから。
「ちょっと。この子今はこっちとデート中なんだけど。」
「うぉっ、でっけぇ…。」
そう。俺は180くらいあるからお前らみたいなチビなんか一捻りなんだよ早く立ち去れ!!
睨みをきかせると、男は逃げて行った。
「ミンジョナーっ。ありがとう。」
「テヨン。あんた本当に…。無防備すぎるんだよ。」
「僕はミンジョンが守ってくれるからいいもん。」
それはそれで嬉しいんだけどさ。四六時中一緒にはいれないし。
「本当甘え上手だなテヨン。」
「えへへ〜っ。」
けどさ、だからって無防備すぎるよねー。水色の半袖ブラウスに、黒いリボンを白いショートパンツに通した所謂姫コーデのテヨン。ちゃんと黒いニーハイ履いてるけどさ。逆にその絶対領域が危ないんですよね。
まぁそれに引き換え俺は…ね。
Tシャツにパーカーにスキニーパンツ…オシャレなんてどこの空。
これからいつものメンツでカフェに行きます。
「あっ、今日ノーブラだった。」
「………はっ!!!!?」
何今の爆弾発言!!聞き捨てならないんですけど!!
「でも僕貧乳だからばれないか」
「いやそうゆう問題じゃねえだろうが。」
「えー?どうゆう問題?」
「こうゆう問題っ!!」
分からない奴は分からせてやる!!
分からせる為だからね。特に深い意味はないよ。だって胸くらい俺にもあるし。テヨンの貧乳触るだけで女同士だし何にもないよ。
「…ひゃぁっ!!
もぉー!!ミンジョナぁっ!!」
「こうやられたらバレるよ。」
「僕にこんなことするの、ミンジョンしかいないよっ!!」
「照れてないで早く皆と合流しなきゃ。」
俺の好きな人は、無防備で鈍感で、貧乳で可愛い。
でも今は、隣で笑ってくれてるだけでいいんだ。
ずっと自分から離れなければいい。
そうすれば、俺が守るから。
-fin-