(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)
□Inspiration Lover
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(あ。またいる。)
俺は生まれつき霊感がある。
このスタジオには、いつも隅っこに男の人がいるんだ。
背が高くて…、顔つきはチャンミニヒョンみたいな…。つまり、整ってるってことで。
それで、いっつも優しそうな目で、テミンのことを見つめてるんだ。歳からしてお父さん?と思ったけどテミンのお父さんは死んでない。テソンさんも生きてるし。
「いつ死んだんだろ…。」
「えっ、どしたの?ミノヒョン。死んだって?」
「あー何でもねー。」
「へんなの。」
くすくすっと笑う俺の恋人。
テミンは頑固な割に怖がりだから本当のことを話したりしたら、夜眠れなくなっちゃうな。
(何が未練なんだろう…?)
・
「ミーノヒョンッ!!」
「うおっ、テミナか?」
スタジオの隅(あの幽霊の男の人がいるとこと逆の方)の椅子に座っていたら、後ろから可愛い恋人に抱きしめられた。
「ミノヒョンここのスタッフさん苦手なの?」
「何で?」
「ここのスタジオだといっつもボーっとしてるんだもん。」
妙なところで鋭いテミナ。
そんなに俺のこと見てたんだ。って思わず破顔しそうになる。
「んー。空気…かな?」
「空気?…ミノヒョンってそーゆーのに敏感なんだね。」
「テミナはこーゆーのに敏感だよね。」
俺はテミナの耳をくすぐった。
こんな悪戯で誤魔化されちゃうテミナは天然で可愛い。
「み、ミノヒョンのえっち///」
「はいはい、ごめんなさいね。」