(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)
□Psychometry Love
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「あーくそ、痛ってぇ…!!」
デスクに座って背中に手を添える俺。今回の犯人は諦めの悪い奴で。大人しく逮捕されりゃぁいいのに俺の背中に一発かましてきやがった。まぁ俺もちょーっとやり返しちゃったけどね。
無事逮捕できたからいいんだけど…。
あー…、絶対、痣できてるな。この痛さはきっと青アザどころじゃない。
「まーた犯人にやられたん?」
「チャンミニヒョン。」
俺ら捜査一課の主任で警部補のチャンミニヒョン。尊敬できる素晴らしい先輩だ。
頭脳派のチャンミニヒョンがだいたい犯人を割り出す。俺らはその犯人を全力で捕まえる。
「犯人逮捕に熱心なのはいいんだけど、あんま無理すんなよ。」
「そうだぞー、ミノ。体壊れたら元も子もないんだぞー。」
「分かってますよキュヒョニヒョン。」
「そうだぞー!!たまには俺にも女紹介しろー。」
「ジョンヒョナ調子乗らないの」
えっとー。喋った順に、キュヒョニヒョン、ジョンヒョニヒョン、ジンギヒョン。
キュヒョニヒョンは本当に頭脳派で、いつもチャンミニヒョンにヒントをあげてる(ヒントあげるくらいだったら自分で解決してほしいんだけど)。
ジョンヒョニヒョンはチャラいけど、これでも熱血刑事。二ヶ月に一回は彼女変わるけど、これでも刑事。被害者が美人だったら口説こうとするけど、それでも刑事!!
ジンギヒョンは、婦警さんの中で『オニュ刑事』って呼ばれてるらしい。優しくて柔らかいからな。
「この犯人逮捕の後の優越感がいいよなー。」
「ジョンヒョナは何もしてないだろ。」
「何を言うんすか!!一生懸命聞き込みしたし!!」
他の課は事件が解決したら皆で飲みに行くらしいけど、俺らはいつもデスクに座って雑談が定番だ。
例に漏れず今回も雑談していると、扉があいた。入ってきたのは俺の幼馴染で生活安全課のキボムだった。