(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)

□うちの問題児
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(キボム Side)




あ、僕寝ちゃったんだ。
漫画読んでたら睡魔が襲ってきて、目が覚めたらもう既に深夜だった。僕とオニュヒョンとミノは1人部屋だから、割と自由に過ごしてるけど。こういう時、誰も起こしてくれないから不便だなって思ったりもする。



リビングの方から明かりが見えるから、今日も僕と同い年のカリスマは、自分の恋人を待ってるんだな。と、彼を甲斐甲斐しく感じる。健気に待っちゃって。



喉乾いたから、ちょっとお茶でも飲もうかな。そう思った僕は、リビングへと向かった。



リビングのドアを開けると、テレビがついてない。ミノはいつもテミンを待つ時はゲームしながら待つのに。おかしいと思いながら僕はキッチンに水分を補給しに行こうとして、足を止めた。



リビングに座っていたのは、あの無駄にデカイ図体をした奴ではなく、三角座りをして自分の膝に顔を埋めたテミンだった。



テミンは最近ソロの仕事が忙しくて帰りが深夜になり、恋人であるミノヤがそれを待つことが多い。何年前かは真逆だったのに。



「テミナ、どうしたの?」

「皆なんて、もう知らない…っ。」



こりゃもう全員集合だな。
僕は慣れたように皆を起こしに行った。オニュヒョンはちょっと手荒だけど蹴り飛ばして起こして、テミナのルームメイトのジョンヒョニヒョンはまだ寝てなかったから起こさずに済んだ。でも肝心のあいつがいなくて。
廊下に出ると、丁度あいつは風呂上りだった。



リビングに全員が集まると、ソファに三角座りをするテミンを見て、皆が慌てた様子で駆けつけた。



「テミナー!!どうしたんだー?」

「皆、僕の帰りを待っててくれないんだ…。」



テミナは涙声でそう言った。
ファンの中ではメンバーの中で一番男らしいのは全く泣かない末っ子だ、と言われているけど。これを見たらそんなこと言えないな。確かに皆の前では泣かないよこの子は。けどね、宿舎で泣いちゃうのなんて日常茶飯事なんだから。



「て、テミナ、誤解だよ。俺、ちょっとお風呂に…。」

「知らないもんそんなのっ!!メールしたじゃんっ、あと10分で着くよって…っ」

「そ…それは…その…。」



こいつは言えないんだろう。けど僕にはお見通しだよ。どうせ帰ってきたテミナを部屋に連れ込んであーだのこーだのする予定だったんだろ。だからシャワーを浴びてたんだろしばらくご無沙汰のご様子ですしね!!…って何でこいつらの交尾事情を僕が知ってなきゃいけないんだよっ!!!



「それに…それにさぁっ!!










お風呂は一緒に入りたかったんだもんっ!!!」




「ぐほぉっ。」



末っ子はとんでもない爆弾を投下しました。
被害者二名。鼻血ブーしたカリスマと、マンネ溺愛しすぎて今の爆弾にショックで顔が死んでるブリンブリン。



オニュヒョンはちょっと眠そう。
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